旧型ホビーカヤックのシート固定方法を改善

愛艇ホビーカヤックレボリューション13はおそらく製造から10年以上経過したもの。

最近のホビーカヤックのシートとは異なるシート形状。

樹脂製のボルトを船体の穴に差し込んでボルトを回転させると樹脂部分が穴の中でズレて幅が広がることで摩擦力で固定される。

しかし、長く使っていると、樹脂が削れるためか、この摩擦力が低下してボルトを締めても回転し続けたり、固定できたと思っても乗ってる途中で外れたりする。

以前は横浜のサウスウインドでホビーカヤックパーツを扱っていて、1800円で交換用の部品が買えたので交換したことがある。

しかし、今はサウスウインドはホビーの扱いを終了。

他のショップでも取扱いが殆どない。

あっても5000円近くしたり、かなり高い。

ホビーカヤックの船体は非常に丈夫でまだまだ使えそうなので、なんとかこの部品に頼らず固定できないかと考えてみた。

船体に穴を空けないで固定するには、既存のシート固定ボルト差し込み用の穴を使うしかない。

そこで、穴にボルト付きのゴムをキツキツで差し込んで、上からナットでシートを固定する逆転方式にしてみることにした。

用意したの20mm×20mmの角ゴム

これを純正パーツの樹脂部分と同じ位の長さにカット。

ボルトはM6×40mmのステンレス製を用意。

固定用の蝶ナットもステンレス製を用意。

まずは角をカッターで切り落として、中心部にドリルで穴を開ける。

ボルトのヘッド部分が収まるように底部分を加工。

そしてボルトを穴に差し込む。(画像はヘッド部分収まり用加工の前)

これでボルトベース部分が完成。

あとはこの穴にギリギリ収まるサイズにゴム部分を整形して、押し込む。

なるべく外れにくいように圧着させるため、差し込む際、ゴムをヒートガンで温めてから、一気にペンチをつかってグイグイ押し込んだ。

ゴムの余分な部分をカッターでカット。

シートを上から装着。

蝶ナットで固定。

ベルトを上から被せるので、蝶ナットでも問題なし。

この状態で手でグイグイ引っ張っても外れてこないので、少なくともオリジナルの状態よりはしっかり固定できている。

これで一つ悩みが解消することを願って次回テストしてみたい。

「旧型ホビーカヤックのシート固定方法を改善」への2件のフィードバック

  1. なかなか良さげ。いいね。
    最近のホビーはイス式で快適そうだけど旧式は使い勝手が悪いね。私はシートは外したことがない。カヤックごと洗って3センチ角材の木れっ端を敷いて乾かしてる。
    ホビーは丈夫で長持ち11年乗り続けてる。まだまだ乗り続けるよ。

    1. OUTBACK KENZOさん
      コメントありがとうございます!
      外さないという選択肢もありましたか。
      毎回外して綺麗に掃除したことが仇となってる可能性はありますね。
      これがうまく行くと良いですが、座ったら簡単に外れそうな気もしてます。

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