魚群探知機の振動子取付方法 HONDEX PS-611CN×ホビーカヤック

現在、カヤックフィッシングに使用している魚群探知機はホンデックス PS-611CN

カラー魚探画面にGPS機能、乾電池対応、そしてコンパクトとカヤックフィッシングのためにあるといっても過言ではない機種。

※写真は遮光フードを取り付けてます。

そして、魚群探知機を使うのに欠かせないのが水中の魚影を感知するための振動子の取付。

※最新のホビーカヤックは魚群探知機の振動子取り付け場所が備え付けられていると思われるため、この記事のような加工は不要です。

まずはホビーカヤックの振動子取付に関してネットで調べると、簡単に見つかる情報はラダーへの取付や、トランスデューサーアームを活用して船外に取り付ける情報ばかり。

長いハリケーンカヤックスのフェニックス乗り時代、振動子をインナーハルに取り付けて支障なくみられていたので、できれば同じようにインナーハル取付で対応したい。

船外取付の場合、感度は間違いないだろうけれど、移動時に少なからず生じる水の抵抗、露出する配線の劣化、衝突、ぶつけなどによる破損リスク、見栄えなどはインナーハルにかなわないと思う。

メーカーの振動子取付に関する説明を見ると、FRP素材なら厚さ10mmまで大丈夫、二重底はダメとのこと。

ホビーカヤックはポリエチレン製、厚さは5mmくらい?とても10mmはなさそうな一層構造。

フェニックスより厚みがありそうなので多少電波が減衰するとしても、水深30m以内という比較的浅い海での使用が大半なので、ほとんど問題はないはずだと思うんだけど・・・

素材の中に小さな粒状のものがあるように見えるので、これが悪さするのかどうか?

ホビーカヤック乗りの多くの人が各種ステーを購入したりして船外に取り付けているということは、そのやり方に合理性があると考える方が素直だという推定は働くので、結果的にはそこに戻るような気もするけれど、どうしても一度は船体内部インナーハルへの取付にチャレンジしたいのでやってみることにした。

多くのホビーカヤックオーナーの皆さんは高級なホビーの船体に穴をあけるのが嫌だからやってないだけであることを期待しつつ。

さて、今回試みる振動子の取付方法としては、車の配線でなじみのあるゴム製の膜付きグロメットを使用して、水のたまらないなるべく垂直に近い目立たない壁面に穴を開けた上で、インナーハルに振動子を引き込む。

そんなことで穴あけ適地として選んだ場所がここ。

使うグロメットはこれ⇒膜付グロメットMG型 栃木屋 MG-6

寸法は  【寸法C(mm)】の19mmを振動子の頭が通ることができるのでピッタリなはず。

あとは船体にBの26mmより少し小さな穴を開けて振動子の配線を通したグロメットをはめればいいだけ。

振動子の先端部分は魚群探知機本体に固定する部品が大きいので、膜付きグロメットの膜が耐えられるのか不安だけど、やってみるしかない。

そして、やってみた結果はコレ。

かなりの難産の結果、膜はボロボロ。

このままでは幕付きグロメットの売り文句である高い防水、防塵機能からは程遠い状態になってしまった。

そこで。

排水管工事などで使う強力ビニールテープを振動子のコードに巻いて太らせて、破れてしまった幕でもぴったり密着する様にしておいた。

さて、お次は船体穴あけ。

膜付きグロメットの細いところの径(B)が26mmなので、これより少し小さい径の穴を開ける。

ぴったりサイズのものがなかったので、まずは手持ちのドリルビットで20mm位の穴を開けてあとはカッターで加工。

ホビーカヤックの船体は柔らかいポリエチレンなので、簡単に加工できる。

そして船体にできた穴に先ほど用意した膜付きグロメットと振動子を通して、固定する。

ここで外していたポケットのネットを戻して、魚群探知機本体に振動子の端子を接続すれば配線は完了。

最も大切な機能はさておき、見た目は理想的にスッキリ。

これで見えてくれればいいけど、万一ダメなら取り外して新しいグロメットで蓋をすればいいだけ。

ちなみに、以前はこの手の作業をすると、必ずコーキング材を咬ませて防水していたのだけれど、グロメットの防水性と、ここから染み込む程度の水があってもきにするほどではないこと、やり直しのときの面倒臭さ、などから、今回はなし。
さて、最後は船底内側への振動子の固定。

最終的にはコーキング材で固定するつもり(テスト後、感度良好だったので、現在はシリコンコーキング剤で固定済み)だけれど、使ってみて取付に工夫が必要になる場合もあるだろうから、今回はポリグリップを使用。

取付位置はここ。

船底をよく見ると、ポリエチレンの厚みに多少ムラがあるので、分厚くなってなくて、なるべく平らな所を探し、テープでマークしておいた。

貼り付け面を触ると、少しザラザラしているので、400番のサンドペーパーで滑らかにして、シリコンオフで脱脂した上で貼り付け。

空気が入らない様、しっかり密着させて完成。

さぁ、これで使ってみてどうだろうか、やっぱりダメなんだろうか?

早く週末来ないかなぁ〜

9/4 追記
まだ水深30m位までしか使用していないけれど、今のところ全く問題なし、どころか、ちゃんと取り付けたおかげか、フェニックス時代よりも感度が良くなったような気がする。
ということで、自分の使い方ではこの取付方法で全く問題なし。

「魚群探知機の振動子取付方法 HONDEX PS-611CN×ホビーカヤック」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。
    私も中古ですが最近レボ13を購入して、カヤックフィッシングを楽しんでおります( ̄∇ ̄*)ゞ
    私はインナーハルの中央に振動子を取りつけてみたのですがうまくいきませんでした(>_<) 取付位置を参考にさせていただき、もう1度チャレンジしてみたいと思いますm(_ _)m

  2. keita88さん
    コメントありがとうございます。
    中央部は部材が厚いんですかねぇ?
    うまく付くとよいですね。
    レボ13、重量もそれほど重くなく、細いの速い感じがしますし、ホビーカヤックの中では一番じゃないかと思い込んでます。お互い、いい釣りを楽しみましょう!

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