腐食したミラージュドライブのアルミシャフトを塗装修理

中古で購入した二人乗りのホビーカヤックミラージュオアシスに付属していたミラージュドライブ2個。

各所に劣化の見られるミラージュドライブ2個

旧型でバックは出来ないタイプだけれど、未だに中古でも一つ4〜5万円はするような高価な代物。

大切にメンテナンスして長く使うつもりだけれど、チェーンの錆は勿論(別途修理)、アルミシャフトにもかなりアルミ特有の腐食(白サビ)が見られる。

自分は経験したことがないけれど、ホビーカヤックでカヤックフィッシングしている人のブログなどを見ていると、このアルミシャフトも折れることがあるようで、強化シャフトなるものもヤフオクでは取引されている。

今回入手したミラージュドライブは、そんな危険な状態にはないかなと、良く見ていくと、シャフトは白サビで一部塗装がはがれ、一部は白サビがシャフト本体に侵食して粉を吹いたようになっている。

塗装前のアルミシャフト
塗装前のアルミシャフト上端部

白サビによる侵食は幸い深くないので、すぐに折れることはなさそうだけれど、このままにしておけばいずれ・・・なので、腐食部分を取り除き、錆転換塗料で塗装(保護)することにした。

※アルミの腐食(白サビ)そのものにサビ転換塗料は効果はありません。しかしプライマーとしての使用は可能とされているので、密着はすること、被膜の丈夫さが魅力、ということからサビキラーを使用しています。

ついでなので、日頃、カヤックフィッシングに愛用しているレボリューション13のミラージュドライブもまとめて処置。

まずは白サビ落とし。

使用したのは真鍮のブラシ。

作業後は、みすぼらしい塗装剥げ剥げ状態に。

塗装前、白サビ落とし後のアルミシャフト
塗装前、白サビ落とし後のアルミシャフト
塗装前、白サビ落とし後のアルミシャフト

上に塗るのは、サビキラーというサビ転換塗料。

BAN-ZI サビキラー プロ 1KG シルバー 770026

自宅が沿岸部なので、錆びたところに使用しているけれど、この塗料はすばらしく効果が高く、塗膜が強いので信頼している。

これを4本のシャフトすべてに塗る。

厚めの被膜を作るため、乾燥させては重ね塗りを4~5回は繰り返した。

そして、完全に乾燥させる。

塗装後乾燥中のシャフト

乾燥したところで、組立て。

分解、組立てしてみると、このミラージュドライブ、非常に単純な構造だけれども、よく考えて作られているなと感心させられる。

組立前のシャフト

組立後のミラージュドライブ。

アルミシャフトがブラックからシルバーになったけれど、マットシルバーも良い感じに似合っている。

使うのが楽しみだ。

アルミシャフト塗装後のミラージュドライブ

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