PFD(ライフジャケット)を足漕ぎカヤック用に最適化

カヤックフィッシングを始めてから、これまでに使用したPFD(ライフジャケット)は3個。

PFD=Personal Frotation Deviseの略称で、当方はライフジャケットとほぼ同義と認識。

カヤックフィッシングにおいては国土交通省認定品の使用は義務付けられていないものの、命を守る最後の砦なので、ある程度信頼できるものを確実に装着する必要あり。

初代と2代目は、ほぼ同じ大きめのポケット付きのタイプだった。

しかし、恐怖の沈体験をした際に、この大きなポケット、特に二重に取付けられた外側のポケットがカヤックの擬装にひっかって再上艇に難儀した経験から、3代目ではPFDの仕様を大きく変更。

収納力より機動力を重視したものにするため、「ガイド仕様」と謳われるブルーストーム(BLUESTORM )の HORIZONを使用してきた。

収納力はほぼないものと思った方がいいレベルだけれど、両腕の動きを邪魔しないシルエットなので、手漕ぎカヤックには最適。

しかし、足漕ぎのホビーカヤックに移行してからは、収納力のなさと、浮力体が前方中央に集中していることによる出っ張りが原因で装着時の下方向の視界不良というデメリットが気になるようになった。

前かがみ気味になって足漕ぎすると、膝があたって邪魔なこともチョイチョイ。

この視界不良で何が不便かというと、歩いているとき足元が見えにくいとか、そもそも装着がしにくいとか、色々あるけれど、最大のネックはカヤック乗船中のオシッコ。

ということで、新しいPFDを買う前に、お蔵入りさせているPFDをもう一度使えないか検討してみることにした。

うまくアップサイクルできればそれに越したことはない。

収納のファスナーの金具が錆びて白化しているので、そう長くは使えないかもしれないけれど、まだ何とかなりそう。

ファスナー部分にシリコンスプレーを吹いたら、開閉はスムーズにできるようになった。

問題は、この外側に取付けられた小さい収納ポケット。以前、再上艇の妨げになった忌々しい記憶が蘇る・・・

ファスナーの金具は固着していて、破壊するしかなかった。

そしてこの上の写真を撮影していて気が付いた。

この内側の生地は、一段目のポケットの外側の生地。

つまり、この外側のポケットの周囲の糸を切ればきれいに外せて、今、新たに買おうかと思っているPFDと同じような状態にできる?

というわけで、さっそく切り取ってみる。

両サイド切り取ると、見事に欲しかった、収納と機動性を兼ね備えたPFD。

思い起こせば数年前、沈した際に自分の命を救ってくれた命の恩人PFD。今回もまた助けてくれるとは・・・大切にしよう。

ちなみに、現在使用しているPFDとの視界を比較すると、こんな感じ。

中心部分が低くなっていることで、俄然オシッコがしやすくなりそうで嬉しいじゃないか。

写真下の方がポケットが両サイドに広がっているので、手漕ぎカヤックの場合には邪魔になりやすいという面はあるので、やはりカヤックの種類によって、使い分けることが必要そうだ。

さて、今までは別にタックル収納バッグを搭載していたのだけれど、そこに入れていた釣り具、ガーバーナイフ(ダイバーご用達のリバーショーティ)、遭難時用ホイッスルなどを収納&取付けする。

綺麗に収まってコンパクト。

最高の足漕ぎカヤックフィッシング用PFDにアップサイクルできたと自画自賛して終了。

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